6巻の後日談的な話で構成が中篇が1話短編が2話になっており、
三森兄弟がミオ、正美、ソラの順で出ております。勿論パートナーは陣野、竜樹、黒沢です。
ミオの話は陣野が『人間らしくなってきた』話。熱々のラブシーンが展開されますが
陣野がミオを試しミオが痴態を露わにする事により陣野への愛を表現するパターンです。
一貫性があるのは良いのですが、複数巻に渡って繰り返されるとまたかっていう感じになります。
正美の話は竜樹と一緒に住むまでの話。
ソラの話は黒沢との馴れ初めです。
これは想像以上に面白かったです!
※粗筋は内容紹介がありますのでご参考にして下さい。
一見好青年な将(攻め)の執着っぷりが尋常じゃないです。
そこまで駆り立てるものは、歪んだ愛なのか「業」なのか…?
※攻めのセリフが違った意味で響くので再読をお薦めします。
織人(受け)は自分の好みを熟知している将に懐かれセフレの関係を
続けるのですが…ここまでされると陥落するのも当然という内容でした。
将は絶対諦めないし、織人を得る為ならどんな手でも使うでしょう。
囚われた織人は逃げられない!…読みながらそんな感想を持ちました。
また、織人の趣味(紅茶)の描写が物語に彩りを添えています。
ツッコミ所は織人のボケっぷりや初日にHという安易な運びでしょうか。
(※最後迄していませんが織人の性格からすれば流され過ぎな展開)
でも。終盤、織人の独白で、
「人間の好きか嫌いは、心地いいか。不快と思うか」とあるので…。
無自覚でも不快でなかったからこそ将と関係を持てたという事なのかな?
と、妙に説得力があり納得できました。
脇キャラが気になりました。スピンオフ希望です!
高永さんのイラストも相乗効果があり◎。
ドロドロしてないので物語に入りやすく、執着愛を好きな方にお薦めです。
※コバルトだけどHは思っていたより濃かったと思います(笑)
美少年、凛(櫻井)が玲(齋賀)に頼まれお見合い(男)の席に出席し、海棠(子安)に迫られる。 最初からおい!!のりもGOOD!時々使われる英語もいい味出している。しかも、家族もなかなか面白い。 長男、拓(山崎)三男、譲(岡野)母、小夜子(折笠)出演している。
主人公役の杉田智和さんは天才ではないでしょうか?双子の演じわけも見事ですが、クライマックスの「双子がもう一人の真似をしているところをさらに真似ている」ところ。真剣に聞くとちゃんと違う!ぜひみなさんも聞いてください!
小西克幸さんの朗読場面が聞きたくて購入。その場面はもちろん、主人公暁人役の鈴村健一さんも原作と遜色無い愛らしさ(活発さ)でした!シリーズ続編も期待します。
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