年末の再放送を見て、即注文しました。 このダイナミズム!砧勲雄社長のキャラ最高です。 どうやって作っているのか?メイキングが見てみたい。 2008年でいちばん笑いました〜!
役所広司が「カリスマ」の森にいる間、街ではなにが起こっていたか、を描写しているかのような作品。 ある日、世界のルールが変わりました。みなさん、新しいルールを受けいれて生き残ってください、ただしどういうルールかは誰も説明しませんが、という物語。 早い話がロメロの「ゾンビ」と同一プロットなんであるが「回路」の方では世界はダラダラと滅びていく。個人が知覚することのできる「世界の範囲」はあまりにも狭く、その中でルールが変化したことに気づいた者だけが生き残れる。 そのため黒沢清作品の中では、個人は極端に無力で、主人公といえども本当にあっさりと、劇的さのかけらもナシにこの世から退場する。 原作本、「カリスマ」をクリアして始めてスタートラインに立つことが出来る!、というのはあまりにも不親切だが「世界を知る」ということの本質はまさにそういうことだから、その構造からしてリアルだと言える。
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