1st 〜 5th まで PACK。
これと 名盤 『FRESH』も 是非とも。
FUNKの真髄!!
私が高校生だった70年代末から80年代初めは、ヴィデオデッキはあるにはあったが、所有する人は滅多にいなかったし、肝心のソフトは皆無の状態だった。だから映画は映画館かTVで観るしかなかった。そのころ「ウッドストック」はもはや伝説となっていて、当時洋楽ファンの若者の多くは熱烈に観たいと思っていたが、田舎に住んでいたからその機会もない。地元に名画座があったが、もちろんかけてくれない。TVの洋画番組でも放送するはずもなかった。
そんな時、我々の心の叫びを受け止めてくれた(笑)地元のある映画館が、1日しかも1回だけ「ウッドストック」を上映してくれたのだった。もちろん行きました。気合いを入れて観ました。ところが、である。フタを開けたら、思ったよりも面白くない。いろいろなミュージシャンが入れ替わり立ち替わり出てくるのだが、こちらの音楽の好みもあるので、ひとによっては全く面白くない、というある意味当たり前の事態が発生したワケである。しかも当然出てないとまずいだろうのボブ・ディランはいないし。
前置きが長くなりましたが、それら多くの出演者の中で今も昔も個人的に凄いと思うのが、トリのジミ・ヘン、サンタナ、そしてこのスライ・ストーンである(次点にリッチー・ヘヴンズとジョー・コッカー)。映画に出てくる演奏はCD-2の5,6,7であるが、6の途中でスライが「ダメだダメだ、声が小さいぞ、そんなことじゃ愛と平和を勝ち取れないぞ」みたいなことを言いながら、観客を煽りに煽る場面は、今観ても鳥肌が立つ。音楽も全然古くなっていない。
というワケでこのCDである。なんで今頃出るのかよく分からないが、もちろん速攻で購入です。厚紙の茶色の箱に何故か2ndアルバムの「STAND!」と「ウッドストック・ライヴ」が紙ジャケ仕様で2枚入っている。ウッドストックでのスライのポスターのオマケも嬉しい(大きさはB-3くらい)。ライヴの演奏はとにかく力強くて破たんもなく、このバンドの旬の輝く姿を完璧に捉えている。両方とも音質もよい。この値段であればファンでなくても買いでしょう!!
6枚目のアルバム。スタンド、暴動とすばらしいアルバムを繰り出してきたスライ。暴動なんかに比べるとこのアルバムでは、ちょっとインパクトが弱まった感じがする。でも1曲目からスライ!こんなにクールな曲がまだ書けるなんて。2曲目はスライの代表曲。これもむちゃくちゃかっこいい。あのベース音が聞こえてきたときの興奮ときたら。アルバム自体が手堅くまとまっていて聴きやすいのが面白い。パワーダウンしてもスライはスライ。傑作であることは間違いない。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンの演奏は、 そもそも、映像で見ようとすら思っていなかったので、 とにかく、ありがたく拝見!
わずか4分10秒でしたが、 ずっと見ていたい、と思うほど、 かっこよかった。
ジャニス・ジョップリンも、 よく考えたら、若いんですよね。 かっこいいけど、しんみり。
人によっては、高いと思うかもしれませんが、 まあ、個人的には納得です。
"Family Affair"
"(You Caught Me) Smilin'"
が◎。
リマスター→普通(音圧やや低し)
|