誰にでも才能はある。
その隠された才能に気付くのは親の役目なのだとつくづく思う。
しかし、親とてもその分野の専門家ではない。
迷い、悩みながら、子の才能を信じて専門家の門を叩けば良い。
本当に才能があれば、自ずと道を開いてくれる師が現れる。
ハンディーキャップが無くても、その努力は並大抵のものではないし、信じて努力しなければ結果は出せない。
ショパンコンクールに望み、「のぶ、歌うように!(カンタービレ)」と手を握り締め、心の中で叫びたくなる気持ちが良くわかった。
ガラス容器の中にあるろうそく台は、指がつかえて取外せなかった。
そこで100均で買っていた炭バサミを差込み掴んで引き上げた。
底蓋を外して見ると電池は装着済みでSWを”ON”にしてみると明かりがついた。
ガラス容器に戻し、上下に振ると点灯や消灯となるので便利である。
明かりは普通のろうそくが灯っているようにゆらゆらと変化するので癒し系として最適だった。
現在、連続点灯中にしてどれくらいもてるか、電池の消耗時間を
調査中。
前半から中盤はこの家族の様子と悲しみで、重苦しい印象が強まるが、
息子の恋人の登場によって救われてくる。
特に彼女を乗せて
フランスまで車で夜の道を走るシーンは、とても心地よい。
ラスト、浜辺をあてどなく歩いている家族のショットは、
息子からの死を一歩乗り越えはしたことを暗示して終わる。
死を乗り越えるといったテーマの映画は数えきれないほどあるが、
乗り越える対象が、具体的な人物や行動ではない、
内面の目に見えないものであるだけに、伝えるのがむずかしい。
あまりはっきり解決しまっても、嘘っぽくなってしまう。
希望的なこのラストは成功しているのではないだろうか?
息子の突然死とそれを抱えて生きていく家族たち。私は家族を突然死で失ったことがある。そういう人間から見てもこの作品はすばらしい。虚構とは思えない演技がおおい。驚く。また、音楽がいい。ラストシーンで流れる「BY THIS RIVER」は秀逸。このラストシーンには衝撃を受けた、三十回、繰り返して見ました。
監督・主演をこなすモレッティは、代表的な左翼の知識人。最近では、政治的発言もおおい。将来はオリーブの木の代表にでもなるかな?